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1 2006年 06月 15日
![]() 裏カバーにいわく・・・あなたの運命は楽器が決めていた!まさかと思ったホルン奏者のあなたは山奥育ちですね。ファゴットを始めたあなたは、最近お人好しになってませんか。友情に篤い人にはトランペットがお勧めで、某首相にはバス・クラリネットがお似合い。これはすべて科学的?な結論です。楽器と人の関係を人気オケマンが、爆笑的に論じる禁断の音楽書。あなたが演奏すべき楽器が、これで決まる。 ――私もまさか、と思いつつ読了しましたが抱腹絶倒、感服納得。数々の挫折にも懲りず、また挑戦したくなってきました。 第1章は、どんなヒトがどんな楽器を選ぶのか。スタートはフルートから。『あるフルート奏者 北国出身、どことなくクリスタル クールな楽器であるフルート奏者の出身は、暑いところではないはずだ。むしろ北国であろう。北欧出身のフルート奏者が多いのもうなずける。』おっと、私はもちろん奏者にはなれませんでしたけどまだフルートを「所持」してはいます。かなり当たっていますね。実は私の先祖は江戸時代までは青森人であったようです。 『しかし、一方では洗練されたイメージ、というものも欠かせないので、東北の寒村で「かんじき」を履いて1メートルの雪を踏み、木造校舎の学校に通い(生徒数合計8)、大根の葉のみそ汁で育った、赤いホッペの「わらしこ」、というわけにはいかない。北国、洗練の両方をみたす土地となれば、これはどうしても北海道。それも札幌出身以外にはフルート奏者はありえないことになってしまう。』実は私の弟は転勤で札幌に参りましたらすっかり気に入って住み着いてしまい、もう30年になります。私もこういう血がありますね、きっと。 第2章は、いかなる楽器がいかなる性格を作るのか 『フルート 冷たさも軽みもそなえた貴族的エリート』うーん、貴族的エリートとは嬉しくも外れましたが第一印象がどうもニヒルなようですが、一皮むけば軽はずみの極致でして、挙句の果ては双子座で軽率にして冷静と自分でもよくわからない性格です。 『音色 フルートの音は神秘的で柔らかい。また、リード、弦などの振動体を持たないために、そのアタック(音の始まり)もまた若干の柔らかさを持っている。こうしたことから、フルート奏者の性格は、人当たりがよく、やや優柔不断であろうと思われる。』外ヅラがよく深く考えないので決断は速いが本質はかなり優柔不断です。 『また、初心者のうちは大きい音が鳴らず、ヘタクソでもそれなりの音がするばかりか、失敗しても大事にならないところから、奏者は上達の過程において自我・プライドを傷つけられることなく育つ。』アルトサックスを借りてきて家で吹いてみたらベラボーにでかい音でだめだコリャ、といことがありました。続けていれば良かった。『このことは熱く燃えた体当たり的な性格よりも、むしろ冷静で客観性をともなった、学者肌の性格に奏者を導く。どことなくピントのぼけたような奏者が混じるのは、柔らかいアタックの作用であろう。』ピントがぼけた奏者には、なりそうですね。 ![]() 『演奏感覚 楽器はおおむね金、銀などの貴金属であり、高級感が漂う。従って奏者には、それなりに上品な雰囲気がそなわる。金属とつねに触れ合っている事は、奏者にいささかの冷たさ、冷静さを与える可能性もある。またフルートやピッコロは大変軽く、コンパクトであるために、移動や組み立てなどで奏者にかかる負担は極小であり、この楽器を選んだ事を後悔している奏者はほとんどいないものと思われる。』最初にヤマハのカレッジモデルを買ったのですが吹きもせずに「ケースがさえない」「風格がない」などと買い替えました。小型・軽量は私にぴったりで、またフルートが現存しているのも、そのコンパクトさゆえで、ベースなどのかさばる楽器は「宝の持ちぐされ」との家人の厳命でしかるべき人のもとで活躍しているようです。 巻末に『NASAでも用いられている最新の「心理学データ」に基づき作られた(ウソ)』という[特別付録楽器別適正判断クイズ]があり、YES/NOをやって見ましたところ、ナ、なんと 『あなたの性格的特徴は、クールでやや外見を気にする、几帳面なタイプです。そして有名なもの、既存の価値観を疑いなく受け入れて、自分のものとしてしまう素直さも持っています。 そんなあなたにぴったりなのは「フルート」でしょう。フルートならば、あなたが嫌うような、口にものを突っ込んで妙な顔になって演奏する必要もなく、ときに応じてその場の主役になる事も簡単です。』恐れ入りました。 そもそもはハービーマンを目指したがへたの横好き横笛悲し では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション ▲
by itabashi_1
| 2006-06-15 15:03
| 音楽
2005年 12月 02日
フランソワーズ・サガン (仏女流作家)が昨年9月、69歳の若さでなくなりました。私の超若きころ「ブラームスはお好き?」などが大ヒット、アンニュイ・・・何て言葉が流行りました。18歳の時「悲しみよ今日は」でセンセーショナルなデビュー。ジーン・セバーグ主演で映画化され「セシル・カット」のショートヘアが日本でも大流行でした。
おっと、お話がサガンさんにいってしまいそうですが、先に『 フルトヴェングラー読み聴き感動体験』と銘打ち、 フルトヴェングラー指揮のベートーヴェン交響曲第5番「運命」をダイソーで「105円」で購入の感動体験をご披露いたしました。実はまたまたダイソーでフルトヴェングラーのブラームス「第1交響曲」を購入、これまた大いに感激でした。 敬愛する「吉田秀和」さんの感想でご紹介したかったのですが・・・蛮勇?を奮いまして思うところ書いてみます。 ![]() 再び導かれるようにダイソーのCDコーナーの「フルトヴェングラー名演集」全10巻を見てましたら、ナ、なんと大好きなブラームスが1枚、交響曲第1番があるではありませんか。これまたさっそく105円(安くてどうもすみません)購入し駐車場のWISH(かなりの大音響もいける貴重なリスニングカプセル?)にすっ飛んで行き聴いてみました。 第1楽章、軍馬の群れが淡々と行進するかのような2拍子テンポですが何と明快な導入でしょう。何とティンパニーが壮大に打ち鳴らされているのでしょう。これぞ正に「フルトヴェングラー」でした。あのベートーヴェンの「第5交響曲」、女房に嫌がられるほど聞き込みましたので今回は声を大にして断言してしまいます。イメージとしては「いろいろあるけどやらねばなるまい。暗い雲の隙間から光も見えてきたではないか、希望をもって前進しようではないか・・・」、第4楽章の全面的開放感に向けて14分という圧巻の序章です。 第2楽章はかなり陽が差してきてメジャーで進行。テーマに入るバイオリンのソロもよく立っており、室内楽的に弦楽で情緒たっぷりに進みます。ちょっとビールでも一杯やって明るく行きましょう、てな気分にしてくれます。 第3楽章、あっさり5分程度。最終楽章へのブリッジの章は空もあかるくなり鳥たちも舞っているようです。シームレスに最終第4楽章に入りました。5分経過後ホルン、フルートの掛け合いから突如あの大テーマが登場します。小学唱歌にあったようなあのメロディアスなテーマ、これが大好きなのです。目指す山頂に駆け昇りました。希望も新たに次の難関を目指そうかな、という気にさせてくれる16分の圧倒的なフィナーレ。ここでもパッカーションが壮大にテンポを刻み盛り上げ気分のよい余韻を残しつつ46分の感動的名演が終了しました。 ![]() ブラームスは交響曲が4番までなので私は「全曲」持っていますがこの演奏は愛聴盤のLPとはまったく違う解釈で、ちょっとうろたえましたが一度で好きになりました。先にご紹介いたしました「音と言葉」フルトヴェングラー著/新潮文庫刊で『一つの音楽作品に対しては、ただ一つの解釈の方法しかない』とフルトヴェングラーは述べていますが、まさにその言を実行した演奏と実感いたしました。機会がありましたら、ぜひご一聴をお薦めいたします。 価値こそは価格ではない価値もある感謝してますダイソーさん では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション ▲
by itabashi_1
| 2005-12-02 07:02
| 音楽
2005年 10月 14日
近くの大きめの書店で「音と言葉」フルトヴェングラー著/新潮文庫/476円が平積みされていました。帯には「20世紀最大の指揮者が語る音楽のこころ」、Yonda?「文字が大きくなって読みやすくなりました」。目次を見ると「すべて偉大なものは単純である」、「バッハ」(若い頃ジャック・ルーシエ・トリオの名演PLAY BACHで好きになりました)、「ベートーヴェンと私たち―『運命』第一楽章のための注意」(いちばん好きなシンフォニーの一つで『第5じゃない第一家庭電器!』懐かしのCMを思い出したり )と、面白そうでフルトヴェングラーも気になる指揮者だったので即購入しました。
![]() 読んでみますとこれが読み応えありで久々に精読しました。クラシックの知識がないので山場の行間を行きつ戻りつしましたが「文字が大きく」て本当に助かりました。1957年の訳なのでやや古めかしいところもありますが、訳者の芳賀檀氏はフルトヴェングラーを敬愛しドイツに学び戦前、戦中、戦後に彼の名演奏をきいており、まさにはまり訳?という印象です。 ぜひお薦めしたい内容でしたがクラシックに暗いゆえ的確に書けない歯がゆさを感じつつ特に印象に残ったところをご紹介します。何といっても「ベートーヴェンと私たち」の章で譜面の一部を紹介しながらベートーヴェンの人と作曲の謎解きをしています。あの『運命の手はかく扉をたたく』タタタターン、タタタターンの4小節おのおの2小節目にフェルマータ、延長記号がついておりこの2つ目の方を長くひっぱる指示なのですが、これは音楽史の中でも例を見ない異常な記譜法であるそうです。 『この小節の持つ独特な機能の作用は、この作曲が展開してゆくにつれて、いよいよ明確になってくるでしょう。そして終曲においてはそれはこの全楽章を支配する想念となって現われます。』このあと7つほどの楽譜を挙げて詳しく説明していますが、私のような人間でもベートーヴェンに魅せられた訳の一端をやや理解できた心地です。読み終わってから偶然フルトヴェングラー指揮の「第5」のCDを入手し聴き込むことができました。フルトヴェングラー氏のおかげであらためてベートーヴェンに惚れこむことができました。 実は週末にザ・ダイソーで導かれるようにCDコーナーによってみましたらナ、なんと「フルトヴェングラー名演集」全10巻があるではありませんか。さっそくVol.8ベートーヴェン交響曲第5番を購入し駐車場のWISHにすっ飛んで行き聴きました。当然のことながらステレオ以前の録音で、また実況録音盤がマスターで音質はよくありませんでした、がそこがまた歴史的名演?という感じで劇的な第1楽章から打って変わって優しい第2楽章に入ったところ所では不覚にも落涙してしまいました。ホールの残響がかなりありましたが、そのため第5で大活躍のホルンが際立ち、また中高音部に呼応するコントラバスのボーイング、弓弾きまで明瞭で大満足でした。 ザ・ダイソーのフルトヴェングラー名演奏にはそのほかにもチャイコフスキー、モーツァルト、ワーグナー、ブラームスもあり、また「若き日のカラヤン」というフルトヴェングラーの実質後継者のシリーズもあり、これからも105円で大感動!を楽しみにしています。 ![]() 人間がクラシックになりクラシックこれぞ運命あらためて聴く では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション ▲
by itabashi_1
| 2005-10-14 09:00
| 音楽
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