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2007年 02月 01日
よく行くコンビニでRealDesign3月号を手に取りましたら「仕事はオフィスで変わる」特集でサムライの佐藤可士和、TUGBOAT岡康道ら活躍中のクリエイターのオフィスが海外を含めて網羅されていたので「彼らの根城はどんなとこか?」という興味もあり買ってみました。
昨年春『RealDesignリアルに創刊 「世界一」のデザインを求めて』と題してご紹介した同誌ですが7月号から月刊化され、その後の健闘ぶりを楽しみながら読み終えたところです。かなりクロスオーバーな内容ですがエディター、ライター、写真がすぐれ、、エディトリアルデザインなども第一級で余は満足でした。 「仕事でオフィスは変わる」(これではキャッチになりませんが?)ことがよく分かって収穫でした。特集からではありませんが<連載RealPortraitCreator>で登場したクリエイティブディレクター・箭内道彦さんの記事がたまらなく愉快だったのでホンのわずかですが抜粋してみます。 僕らのプロダクト 箭内道彦 やない・みちひこ 1964年生まれ。東京芸術大学卒業後、博報堂に入社。2003年に独立し、『風とロック』を設立。プランニング、グラフィックデザイン、プロモーションなど広告に関わるすべての作業を手がける、自称「ひとり広告代理店」。TOWER REKORDS、FUJI FILM"PHOTO IS"、資生堂"uno"など。 「風とロック」とは、かわった社名と感じていましたが謎が解けました。 ほとんどマグレで決まったんですよ。言葉で風とロックは浮かんでいたんですけれどね。ある日飲み屋で酔っ払っている人に尋ねてみたんです。風とロックを社名にしたいんですけど、どっちがいいですかと。そしたら、『風とロック』でいいじゃん、それでいいといわれたわけです。なんかねぇ、それでいい気がしちゃったんですよ。それがヤバくてカッコよくて、強く憧れましたね。 マグレって、その人の能力じゃなく、脳の乱数表から突然生まれてくるようなものでしょ。・・・僕はマグレが大好きです。運や運命にはどうにもできない個人差があるけど、マグレは違いますから。世間はマグレを見逃し過ぎていますよ。ちなみにその酔っ払いは、「嫌われ松子の一生」の中島哲也監督です。何も覚えていないはずなのに、今ではオレが名付け親だっていってますよ。 社名と同じ「風とロック」という雑誌を発行していることについては。 どんなに小さくてもいいから、自分発のメディアを持ちたかったんです。僕にとってはロックの広告です。メディアの重要性を教えてくれたのもタワーレコードのキャンペーンでした。もう10年もやってるんですけれど、最初の頃はミュージシャンに声をかけてもほとんど断られていました。そのうち向こうから出たいと言われるようになりました。キャンペーン自体がメディアになったんでしょうね。いろんなことが回転してきて自由度も高まる。これはおいしいと思ったんです。 『風とロック』には、自分にわからないものは載せません。応援したい人やモノだけで構成します。不純物は混ぜない。それが僕の広告手法だから。 仕事に重要視していることはリアルということとライブ感、「後出しジャンケン」だそうで!? 時代の先頭を走るとか、流行をつくってゆくことなんてことができないし、そもそも来年の予測とか大嫌いで、今と併走していきたいんですよ。世の中がチョキ出すならオレもチョキ出しとこうみたいな。世間に埋没しながら答えを見て広告をつくってる感じのほうが誤差が小さいんです。 リアルって言葉、大好きなんですよ(笑)。だからリアル・デザインのインタビューもお受けしようと・・・・・。たとえばリアルタイムというと、常に時間が動いていて、昨日とも明日とも違う、この瞬間を指すことになるでしょ。そういう気分が好きなんです。なんかね、広告やデザインの世界にはリアルじゃないものばかりが多くなっているんですよ。 無理やり価値を生み出す、みたいな。そういうところにクリエイティブが胡坐(あぐら)をかいている。自分を変えてゆく努力を惜しんでる。それをこだわりなんて呼んだりするけど、こだわるってのはそこに留まることであって、いろんなリアルから実は遠ざかってゆくんじゃないかと、そんな風に思うんです。僕はもう、どんどん手の内をかえていきたい。昨日と今日で言ってることが全然違うデザイナーですから。 箭内さんの反骨精神のお手本は? ひとり挙げれば、忌野清志郎さん。学生のときに観た『夜のヒットスタジオ』で、生放送なのに清志郎さんが予定にないパフォーマンスをしちゃったんですよ。放送禁止騒動とか何かで話題になっていたタイミングで、その怒りをそのまま歌に乗せた。 私勝手なご紹介でたいへん失礼してしまいましたが、箭内さんの繊細にして図太いメッセージをぜひ本誌でお読みになられるようおすすめします。 若いうち独立すれば良かったか行きつくところ泣かず飛ばずか では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション
by itabashi_1
| 2007-02-01 12:30
| 本
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