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2006年 05月 19日
トヨタ売上高21兆円 世界1位に肉薄!とは先週のニュースでしたが、トレードマークのパイプが似合う自動車評論の「巨匠」徳大寺有恒さんの超ロングセラー「間違いだらけのクルマ選び」(草思社)が、ついに35巻目最終版を迎えました。第1巻が出た30年前の76年は私が結婚した年でもありますが、こちらの方は何とか続きそうです。
当時は私本体にアルコール燃料を注入する方が忙しかったようで車には乗っておりません。でも研究は大好きで雑誌は「カーグラ」「自動車工学」、ラリーやレーシングテクニックの本などが大好きでした。勤務していた広告会社では某輸入自動車のコピーライターを担当していました。 当時を思い出しますと76、77年刊行の正続2冊合わせて120万部を売り上げ、77年の書籍ベストセラー1位に躍り出、「間違いだらけ」は流行語にまでなり、完全にシリーズ化され今日まで続いてきました。これだけの年月、ひとりの書き手が書き続け全34冊で640万部のベストセラーになったのは出版界でも極めてまれなことのようです。 いよいよ最終版「スペシャル総集編!」ということで手にとって見ますと『日本車30年間の歴史をイッキ読み!大増量352ページ!』と、たいへんなボリュームでしたがマジ一気で読了しました。結婚した翌年、36歳でやっと免許を取得してジェミニ(いすゞ)に乗りましたが★好ましくもいつしか消え・記憶に残る「惜しい」クルマたちを振り返る章に登場したのが懐かしかった・・・徳さんいわく『シャープなハンドリングとバランスのよさが光る小型車』その生まれは西ドイツのオペル・カデットということでけっこう気に入り10年間10万キロ乗り続け、挙句の果てには「街の遊撃手FFジェミニ」に乗り換えでいすゞのセールスの方に「弊社のクルマをリピートくださるお客様はそうはございません」と感心されたことなど思いだしました。 今回徳大路さんが「間違いだらけ・・・」シリーズを完結したのは日本車をよくしたいという使命がほぼ果たせもう伝えきったな、というご心境のようでこれからは自動車が主人公のフィクションをご構想中のようです。車そのものにとどまらず乗り方、生き方、社会経済批評までぴか一で今後のご活躍を期待しております。 はじめてのセルフで給油無事終えて忘れるとこだ空気圧 では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション
by itabashi_1
| 2006-05-19 11:00
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