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2006年 02月 24日
トーソンさま、失礼いたしました。渾身の御作では「流れ寄る椰子の実一つ」ですが読売夕刊コラム[よみうり寸評]2月20日付ではこの歌の来歴と、流れ寄る漂着物の現状が興味深く書かれていました。
『1898年、愛知・伊良湖岬の浜辺に漂着した椰子の実を東大生時代の民俗学者・柳田国男が3度も見つけた◆友人の島崎藤村がそれを聞いて詩にした。これが後に国民歌謡「椰子の実」となる。1036年(昭和11年)にNHK大阪放送局が初めて放送した』そうです。 私もはるか昔、学校で習いましたがメロディも綺麗で子供心におぼろげながらいい歌だな、と感じるところがあったようです。久々に我がハバカリ文庫(注)所蔵の「藤村詩抄」岩波文庫を開いて見ましたが、やはりいいですね。 (注)「万冊が万札であったなら」 椰子の実 名も知らぬ遠き島より/流れ寄る椰子の実一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて/汝(なれ)はそも波に幾月 旧(もと)の樹は生ひ(おい)や茂れる/枝はなほ(お)影をやなせる われもまた渚(なぎさ)を枕/孤身(ひとりみ)の浮寝(うきね)の旅ぞ・・・(中略) 思ひ(い)やる八重の汐々(しおじお)/いづれの日にか国に帰らむ(ん) この最後が転調気味のメロディで何とも泣かせるエンディングだな、と感じ入った記憶があります。文語調で意味が分かりにくいのですが、この見事な語調の現代語訳はありえないと思います。 よみうり寸評にお話を戻しますと『椰子の実は日本に流れ着いた最も有名な漂着物だろうが、長い海岸線にはそんなロマンチックなものばかりではなく、種々雑多、膨大な漂着物が流れ寄る◆「漂着物事典」という本があるほどだ』事典は、福岡の人・石井忠さんが玄界灘沿岸を中心に長年調査、収集、研究したフィールドワークの集大成で、数々の漂着物の民族・歴史にも及ぶ労作だそうです。 結びとして『◆が、近年、漂着物は日本海沿岸を中心に急増、海のロマンの域を超え、ポリ容器、医療廃棄物などゴミ処理問題に様相を変えてきた。政府は全国の実体を調査、自治体の処理費用を一部助成する方針◆中韓露など各国とも連携、ゴミの出所を突き止めたり、漂流経路を解明する。』そうで一安心いたしました。なにしろ四方を海に囲まれた日本は、海岸線の長さがロシア、オーストラリアに次いでNo.3という大海洋国家でもあります。 やはりいい海は広いな大きいな月は昇るし日は沈む では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション
by itabashi_1
| 2006-02-24 18:00
| 本
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