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2005年 10月 14日
近くの大きめの書店で「音と言葉」フルトヴェングラー著/新潮文庫/476円が平積みされていました。帯には「20世紀最大の指揮者が語る音楽のこころ」、Yonda?「文字が大きくなって読みやすくなりました」。目次を見ると「すべて偉大なものは単純である」、「バッハ」(若い頃ジャック・ルーシエ・トリオの名演PLAY BACHで好きになりました)、「ベートーヴェンと私たち―『運命』第一楽章のための注意」(いちばん好きなシンフォニーの一つで『第5じゃない第一家庭電器!』懐かしのCMを思い出したり )と、面白そうでフルトヴェングラーも気になる指揮者だったので即購入しました。
読んでみますとこれが読み応えありで久々に精読しました。クラシックの知識がないので山場の行間を行きつ戻りつしましたが「文字が大きく」て本当に助かりました。1957年の訳なのでやや古めかしいところもありますが、訳者の芳賀檀氏はフルトヴェングラーを敬愛しドイツに学び戦前、戦中、戦後に彼の名演奏をきいており、まさにはまり訳?という印象です。 ぜひお薦めしたい内容でしたがクラシックに暗いゆえ的確に書けない歯がゆさを感じつつ特に印象に残ったところをご紹介します。何といっても「ベートーヴェンと私たち」の章で譜面の一部を紹介しながらベートーヴェンの人と作曲の謎解きをしています。あの『運命の手はかく扉をたたく』タタタターン、タタタターンの4小節おのおの2小節目にフェルマータ、延長記号がついておりこの2つ目の方を長くひっぱる指示なのですが、これは音楽史の中でも例を見ない異常な記譜法であるそうです。 『この小節の持つ独特な機能の作用は、この作曲が展開してゆくにつれて、いよいよ明確になってくるでしょう。そして終曲においてはそれはこの全楽章を支配する想念となって現われます。』このあと7つほどの楽譜を挙げて詳しく説明していますが、私のような人間でもベートーヴェンに魅せられた訳の一端をやや理解できた心地です。読み終わってから偶然フルトヴェングラー指揮の「第5」のCDを入手し聴き込むことができました。フルトヴェングラー氏のおかげであらためてベートーヴェンに惚れこむことができました。 実は週末にザ・ダイソーで導かれるようにCDコーナーによってみましたらナ、なんと「フルトヴェングラー名演集」全10巻があるではありませんか。さっそくVol.8ベートーヴェン交響曲第5番を購入し駐車場のWISHにすっ飛んで行き聴きました。当然のことながらステレオ以前の録音で、また実況録音盤がマスターで音質はよくありませんでした、がそこがまた歴史的名演?という感じで劇的な第1楽章から打って変わって優しい第2楽章に入ったところ所では不覚にも落涙してしまいました。ホールの残響がかなりありましたが、そのため第5で大活躍のホルンが際立ち、また中高音部に呼応するコントラバスのボーイング、弓弾きまで明瞭で大満足でした。 ザ・ダイソーのフルトヴェングラー名演奏にはそのほかにもチャイコフスキー、モーツァルト、ワーグナー、ブラームスもあり、また「若き日のカラヤン」というフルトヴェングラーの実質後継者のシリーズもあり、これからも105円で大感動!を楽しみにしています。 人間がクラシックになりクラシックこれぞ運命あらためて聴く では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション
by itabashi_1
| 2005-10-14 09:00
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