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2005年 08月 04日
7月31日付読売新聞に「健康サプリメント 取り過ぎで不健康」なる記事が載っていました。サプリ(栄養補助剤)は人気上昇中であるだけに気になりますのでご紹介いたします。
注目すべきはヘルシンキ大学などが体内でビタミンAに変わるベータカロチンについて、喫煙者約3万人に行った試験結果です。一方のグループにベータカロチンのサプリメントを食事とは別に1日20mgずつ5~8年飲み続けてもらい、飲まないグループと比較したものです。 何と飲んだグループの方が肺がん発生率が18%上昇、死亡率も20%高くなったそうです。喫煙者の肺がん予防に、ベータカロチンが有効ではないかと期待した試験が逆の結果が出たわけです。 私もビタミンCは水溶性なので身体から排泄され、一方ビタミンEなどは脂溶性なので蓄積されるということは知っていましたが、Eは細胞が活性化され老化予防にはよさそうなイメージをもっていたのでショックでした(サプリ大国アメリカに住んでいる従姉妹がお土産にサプリをゴマンともってきたのですが、自信過剰のアメリカ人が何で昔から愛好しているのかがよく分かりません)。 記事では結論として「基本的には食事からの栄養で十分。一人暮らしや食が細くなるお年寄り(私です)など栄養が偏りがちになる場合にサプリメントを利用する意味がある」、という常識的なものでした。栄養素はとればとるほど効果があるものではなく「バランスのよい食事を取る」に尽きるようです。 ダイエットビール会社が売る時代増やして減らす減らして増やす では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション
by itabashi_1
| 2005-08-04 12:00
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