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2005年 06月 02日
前に『老境新人も必読?『新人必読の8冊』ということで、私の愛読書「木に学べ」西岡常一/小学館ライブラリー他、をご紹介しました。日曜の朝の楽しみ読売新聞書評欄「本よみうり堂」5月29日付を読んでおりましたら、その西岡棟梁が平成元年に日本経済新聞の名物コラム「私の履歴書」に連載した内容が嬉や『宮大工棟梁・西岡常一「口伝」の重み』として発行され新刊書評が載っていました。
『書評時評』と我ながら奇妙キテレツなお題になりましたが「この本をぜひぜひ読みたいと思いますが?」、書評を通してとるもとりあえずの心でご紹介いたします。積ん読、はしご読み常習の板メに免じてお許しください。 評者はNHKで大河 ドラマ「太閤記」や「樅の木は残った」などを手掛けた演出家、文筆家の吉田直哉さんですが、まさに「読ませる」達意の書評でした。 氏は日経の長いこのコラムの歴史のなかでも屈指の好評を博した理由を『「法隆寺の鬼」の異名そのまま、古寺再建への情熱が伝わってくる上に、「木には陽おもてと陽うらがある」、だから「生育の方位のままに使え」、「適材適所とはそのこと」だ、』など心に響く寸言にみちていたからであるとしています。 仰天すべきは名ドキュメンタリー番組でも知られる氏ならではの冴えたくだりです。『あまりの見事さに、プロが代筆しているのではと疑う人もいたが、話は逆で、代筆を経験したのは本人のほうであった。六十年前、衛生曹長だったこの大工さんは、大隊長が「よう書かん」といった終戦報告書の筆をとり、「詔勅を拝す。全軍、粛として声なし」と書き出して、周囲を感嘆させた名文家だったのである』。 ラストがまたバシッと決まっています。『改めて読むと棟梁は、終戦報告書のラストに「国破れて山河あり」と書き、そして「山河あるところ草木あり」とつづけてから、「草木の生ずるところ民草必ずあり」と記しているのである。あの日、こんな思想を書いた大器がほかにいただろうか? 感嘆した。』 私も感嘆し、また評者に感服しました。 ちなみに「本 よみうり堂」には女優の小泉今日子さんも評者に名を連ね、同日は「イソップ株式会社」井上ひさし著 絵・和田誠/中央公論社刊を、夏は子供を成長させる・・・という展開で感性豊かに紹介していました。 さっそくに新刊リストのExcelにこれが唯一のデータベース では、また来週お目にかかります。 ※リサイクル・ベンチャー「資産売却課」ネットオークション
by itabashi_1
| 2005-06-02 10:00
| 本
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